踏み込むとカチカチ音がする
随分前から気になっていたのだが、BB周りの様子がちょっとおかしい。購入してから1年以上が経過しているが、日常のメンテナンス以上の事は特に行っていないので、どこかに不具合が出てきてもおかしくないかもしれない。
伊吹山のヒルクライムレースの時に決定的になったのだが、ペダルを踏み込むと「カチカチ」という音がBB付近から聞こえてくる。走りながらの事なので本当にBBからなのか、ペダルなのかクランクなのかはっきりはしなかったが、ダンシングでグイグイと踏んでいくと確実に異音がする。同時に僅かな振動も足に伝わってきているので、明らかに何かがおかしい。レースの途中で壊れてしまって最後まで走れないんじゃないかと心配したが、その場では考えてもしょうがなかったのでとにかくレースは続行し何とかフィニッシュまで行けたが、致命的な故障にならない事を祈るしか無かった。
平地ではこの異音もあまり気にならなかったので、帰ってきてからしばらくはそのままにしておいたのだが、フレームがおかしくなって部品交換では対処できないようなことになっては困ると思い、いつもお世話になっているScuderiaCOLNAGOで点検してもらった。するとおそらくBBの組付けが緩んでいるだろうとの事だった。
ペダルを回転方向(進行方向)に対して垂直な方向にグイグイと動かしてみると、微妙では有るがクランクが左右に動いている。そしてその動作を有る特定の位置で行うとあの「カチカチ」という音が再現された。
自転車を購入してからの走行距離が3000km程度だし平地主体の自転車通勤である事を考えると、走行による弛みだとは考えにくい。となると組み立て時の締め付けが甘かったのだろうということだ。対処としては一旦クランクを抜いて、グリスをしっかり塗った上でBBを組み付け直してあげる事が必要らしい。もちろん私は専用の工具も技術も何も無いのでお店でお願いする事にした。
BB回りは素人が触らない方がいい
今後の参考にと思い作業の一部始終を見させてもらった。あまり知識のない私なのでBBあたりがどういうメカニズムになっているか知らないまま見ていると、単に部品を外してもう一度組み直しているだけのようにしか見えないのだが、これが結構神経の使う作業らしい。一番慎重になるのはトルク管理だそうだ。普通の機械であれば決まったトルク以上で締めることが求められるが、自転車の場合は全く逆で、決められたトルク以下で締める事が必要らしい。特に最近の軽量化されたフレームの場合、締めすぎればフレーム自体を潰してしまう事にもあり得るそうだ。部品が緩まないようにしっかり締めつつ、自転車を怖さにようにやさしく締め付ける力具合が経験の差としてでるようだ。よってBB回りは素人が手を出さないほうが無難なようだ。付け加えるとヘッドパーツ部分も触らない方がいいらしい。
ということでちゃんとしたプロにお金を払って修理してもらったおかげで「カチカチ」という異音は全く無くなった。これで安心して自転車通勤を続けられる。ただし、3,4ヶ月してまた異音が出るようであれば、部品自体がへたっている可能性があるので部品交換をしてもういちど組み直さないといけないようだ。
出来れば工具を揃えていろいろ自分でいじってみたい願望は有るが、素人の自覚を忘れないようにしないといけないと思う。ちょっとづつ覚えていけばいいのだから。
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