ついつい隠してしまう
レーパンを買ってから数日が過ぎた。レーパンは自転車に乗るときの正装みたいなもんだから、その格好が普通であって何も気にすることは無いと判ってはいるが、なぜか躊躇してしまってなかなか履いて自転車通勤が出来ていなかった。でも、いつまでもそんなこと言っててもしょうがないので、あまり深く考えずに履いてみることにした。
着替えをしながらいよいよレーパンを履く。購入した時に履いてみたので初めてでは無かったが、鏡に映った自分を見るのは初めてだった。私の身長は168cmで体重54kgとかなり貧弱な体型なのだが、この体にラインのはっきりと出るレーパンを履くと、これまたなんともみすぼらしい情けない姿になってしまった。予想はしていたが想像以上の姿にがっかりし恥ずかしくなりまたまた迷いが出てきた。
どうしようかと悩んだあげく、レーパンの上からいつものユニクロカーゴパンツを履いていくことにした。これで見た目にはいつもと一緒だが、実際に履いた感触も確認できる。今の私にはこれが精一杯のところだ。あまり時間もなかったのでこのまま出発し、レーパン初体験となった。
履いた感じは股間のパッドが思ったより機能していることぐらいであまり変わった様子は無い。もちろん体にフィットしたパンツだから感覚は全然違うが、だからといって自転車の走りがどうなるものではない。逆にぴったりしている分だけいつもより暑く感じたぐらいだ。その他は特に変化無し、って感じ。
それでも暗がりの中で
帰り道の当然レーパン。来たときと同じ格好で家路についたのだが、仕事の関係でちょっと遅くなったためにあたりも暗くなってきた。ライトを点けて走っていた時にふと気がついた。もう暗くなったので自分の姿は見難いはず。ならばレーパンだけでも走れるんじゃんないの?ということで人けの無いところでカーゴパンツを脱いでレーパンだけになって再スタートした。
すると、なんと、朝とは違って何とも良い感じでは無いか。生地が薄く出来ているおかげでものすごく涼しい。太ももから腰回りまで空気が良く通ってとても快適だ。そのうえちょうど膝のあたりにきていたカーゴパンツの裾が無い。ということはペダリングをするたびに擦れていた裾が無いので、脚も回し易いし風も当たって気持ちがいい。こんなに機能的なレーパンをなぜ今まで履かなかったのか後悔するぐらいだ。
これはもう後戻りできないかも。少なくとも気温の高い夏場には、もう綿で出来たカーゴパンツなんて履けないかもしれない。あとは体型の貧弱さをどうするかだが、ロードパイクではこのレーパンは普通だし、自分が思っているほど他人はこちらのことなど気にしていないものだ。
恥ずかしがっているのは自分だけ、と思うようにしよう。
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