感覚を確かめてみる
ジロ・デ・イタリアをみてますますヒルクライムに興味が出てきた。乗り始めて3ヶ月だから得意だとか言うわけでは全然なくて、単に興味が有ってその分野で強くなりたいと思っている段階だ。だからといって特別なトレーニングはしていない。それ以前に基本的な技術を習得しているところである。
そうは言ってもヒルクライムの雰囲気とか、斜度6%(目標としているレースの平均斜度)の勾配を走るとどんな感じなのかを知っておくことは重要だと思う。なんだか解らないけど大変なレースなどと言った漠然とした目標よりも、実際の感覚を掴みながらの方が、日々の走りにも身が入るに違いない。
以前車で下見をした山道がある。山間の旧村で道幅も狭く、普通乗用車がすれ違うことも出来ないような部分もあり、運転しながらこんな道を自転車で上るなんてあり得ない、と思った記憶がある。だから練習コースに入れる気すら無かったのだが、ダメならダメで一度体験してみるのも良いだろうと思うし、途中で引き返せばいいんだ、と軽く捉えることにして試しに走ってみた。
坂道の手前の信号からスタート、もちろん勢いで登れるような坂では無いので、徐々に下げていったギアはすぐに最も軽いところまで落ちて、後はひたすらがんばるしかない状態となった。だが実際に走ってみると、車で通ったときほど厳しい印象ではなかった。もちろんかなりしんどいのだが思っていたほどではない。自分のペースをつくって変に急ぐこと無く淡々とペダルを回すことを心掛けて少しづつ登っていった。坂の途中に学校があるのは知っていたので、何とかそこまではたどり着こうと思い、ひたすらペダルを回した。道路沿いの農作業をしていたおじいちゃんたちには不思議そうな目で見られているのが解った。
筋力ではない、心肺機能だ
なんとか目的の学校までたどり着いた。こんな時に心拍計があればどれくらいの強度だったのかが解ったに違いない。脚の方はといえば思ったよりも疲れていない。まだ登れそうな雰囲気なのだが、呼吸が苦しくて体が動かない。筋力よりも心肺機能の方がついていっていない。あまり時間も無かったので今日のところはこれぐらいにしようと思い、呼吸が落ち着いたところで引き返すことにした。
登りでは距離を測り忘れていたので最初の信号までの距離を測ってみたのだが、これががっかりの1.5kmだ。あれだけゼイゼイいって登ったのにたったの1.5kmしかなかった。目標とするレースは28kmもあり18倍以上の距離がある。要した時間は正確ではないが5分弱だったと思うので、単純に計算すると90分強でゴールできる計算だ。もちろん今日と同じペースで28kmも漕げないことは知っている...
でも感覚は何となく掴めた。レース完走も不可能では無いだろうし1年あれば何とかなる気がしてきた。
課題は心肺機能、ペースを作れば登りきれるに違いない。
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